
ブルーム(Broome)は暑い。平均最高気温は33.9度だそうで、三泊二日の滞在中も蒸し暑かった。
インド洋に面したブルームは、人口約1万5千人で観光と真珠採りを主な産業としている。
パースから2,200キロメートル。
1883年~1889年まで西オーストラリア知事を務めたフレデリック・ブルーム卿(Sir Frederick Broome)
の名前からブルームと名付けられた。
1889年にはシンガポールとブルームを結ぶ電信用の海底ケーブルがインド洋に敷設され、
オーストラリアとイギリスの間が電信で結ばれた。
ケーブル・ビーチ(Cable Beach)は、海底ケーブルの陸揚地点で、今では観光地となっている。
ケーブルビーチは広く、海は美しいが、サメやワニ、クラゲなどがいて遊泳禁止になっている。

ケーブルビーチの名物、駱駝に乗って夕日を眺めてきた

駱駝は背が高く、視点が高くなってすこぶる眺めがよろしい。
私が乗った駱駝の「ランディー」
駱駝はもともと中東から連れてこられ、乾燥地帯の交通手段として利用されていたが、
自動車の普及とともに、駱駝の需要は激減し、
今では野良駱駝が増えてしまった。
野良駱駝を捕まえてきて、訓練して中東に輸出したりしている。
ブルームの駱駝も、野生化した駱駝を捕まえて来るそうだ。
基本訓練は、約6週間で済むが、
海岸や道路などをおとなしく歩くようになるには
約半年はかかるそうだ。

ブルームでは、キャンプ料理ではなく、宿の近くのカフェレストランで普通の料理を楽しんだ。

バラマンディーの一品
バラマンディ (学名 Lates calcarifer) は、スズキ目・アカメ科に属する魚で、成魚になると全長2m・体重60kgにも達する、大型肉食魚。オーストラリア北部では釣りや食用にされる。白身で癖の無い味は美味

二日目の夜は煮込んだビーフにしてみた。
柔らかく煮込んであり、トッピングのショウガのガリ(日本では寿司についてくる)の酸味が
微妙にあって美味でした。

デザートはチーズケーキ

三日目は、ホタテの前菜をとってみたが、味はまあまあ

シーフードのパスタは美味

デザートにペカンナッツのパイを食べた。
味は美味しいんだけど。重かった。
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- 2010/05/31(月) 11:03:09|
- 西豪州
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朝食は、各自シリアルやら、トーストやらを自分で用意して食べる。
この日は珍しく、目玉焼きパンにベーコンをガイド兼ドライバーが作ってくれた。

この日の朝食は、柔らかな熱々パンケーキ!!!

お昼は、ほぼサンドイッチ
食パンだったり、薄焼きパンで巻いたりする。
朝食後、各自でサンドイッチを作って持参し、お昼にする時もある

ハンバーガーでランチ
ハエが多く、ハンバーガーを作っている最中から、ハエの攻撃?にさらされ、
うっかりすると、ケチャップなどのソースで溺れた?ハエを知らずにパクリ、
もあったようだ

前夜残りのスパゲッティーミートソースを焼きそば風に焼いて暖めてランチに


Basaと言う白身魚をホイルで焼いて

夕食には、メインとサラダ
お椀の底にはクスクスが入っている、ビーフスープ
ワイルドな盛りつけ

スネーク(ソーセージの事)とビーフステーキ
付け合わせは、ジャガイモのバター焼きと野菜の缶詰を開けて混ぜたもの

中華風の焼きそば
味付けが甘い

おなじみのハンバーガー

ちっとも辛くない、タイ風チキンカレー
一見、美味しそうだが、ご飯が半煮えでがりがり

キャンプ料理の定番、スパゲッティーミートソース

チキンと野菜の煮込み

荒野の食事は、事前に缶詰などは準備してあり、2~3日に一度、生鮮食品を仕入れるだけです。肉や魚は冷凍品を巨大なエスキー(保冷箱)に氷とともに入れてあって、かなり長持ちするようです。
後片付けも、交代です。
1~200キロに一軒ぐらいロードハウスがあって、そこで食品などを仕入れます。パンは、巨大な冷凍庫に凍って入っています。
同じルートを回るツアーで、値段が倍ぐらい高いツアーは、ドライバーやガイド以外に、専門の料理人兼世話人がいます。
テーブルセッティングも、しっかりクロスがかかっていて、参加者はのんびりくつろぐだけのようです。
- 2010/05/30(日) 11:13:08|
- 西豪州
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ブルームまで600キロ
途中のロードハウスで見かけたキンカチョウの群れ

近づくと一斉に飛び立ってしまう


ワトルの一種
花が咲き始めている

ハチクイ
学名:Merops philippinus

カリジニ国立公園で見かけた植物やムシなど

ハマジンチョウ科 エレモフィラ属
Eremophila Pilosa

シオカラトンボの仲間
Fiery Skimmer

何処にでも居るバッタ

緑色の蟻

宿泊先で、朝見かけたカミキリ

宿では夜になると
ホオグロヤモリを良く見かける

ポートヘッドランドの塩田
ブルームまでもう一息

白い砂浜が続く80マイルビーチ
- 2010/05/29(土) 21:07:27|
- 西豪州
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カリジニ国立公園の峡谷には
雨水がたまったプールがいくつかある
ここはファーンプール
アボリジニの伝説では、地球がまだ柔らかかったころに、蛇が作った池で、
今でも蛇が住んでいる特別な場所なのだそうだ

水源近くには、ペーパーバーク種がしげっている

数年前に水中に倒れ込んだユーカリの木は、
今でも、葉が元気

Kurrajong の木
Brachychiton Populneum

雨が滅多に降らない乾燥した土地に適応したユーカリの木
雨が降らない時は、自分の枝を枯らして落としていまい、
少しでも乾燥からまもる。
タコみたいだ。

こちらは木の幹がコルクのような木

コルクみたいで軽い

葉が針状のスピ二フィックスの一種

スピニフィックスに住むショウキバト
和名 ショウキバト, 固有種
英名 Spinifex Pigeon
学名 Geophaps plumifera

ノドグロモズガラス
和名 ノドグロモズガラス, 固有種
英名 Pied Butcherbird
学名 Cracticus nigrogularis
- 2010/05/28(金) 09:16:25|
- 西豪州
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カリジニ国立公園では、ユーカリはもちろんですが、
沢山のイチジク種がみられました

わずかな岩の隙間から、大きく育ったイチジクの木

小鳥も沢山いました

小さな実


雨水のたまったプールでは

ピンクや白のトリガープランツを見つけました

トリガープランツの証明動画
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- 2010/05/27(木) 11:14:43|
- 西豪州
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カリジニ国立公園(Karijini NP)は、一度は訪れてみたい国立公園の一つ。
切り立った渓谷を下りて行き、滑りやすい岩場をあるき、とかなり冒険にとんでいる。
雨水がたまってできた天然のプールがあちこちにあって、暑い中歩いた体を冷やしてくれる。

足を踏み外すと大変。

ウェアノ渓谷(Weano Gorge)

両足を岩にかけて、スパイダーのように歩くから?
狭くて滑りやすい。

雨水のたまったプールでひと泳ぎ
- 2010/05/26(水) 10:04:31|
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エクスマウスは、世界最大の魚ジンベイザメがやってくる海辺の町。
世界中の海を回遊しているジンベイザメが丁度、3月から6月ごろになると、エクスマウスの海をピンクに染めるという珊瑚の産卵にあつまるプランクトンを食べに、ジンベイザメがやってくる。
乗員6名、乗客20名の小型船に乗って、ジンベイザメが回遊するあたりに乗り付ける。
船はジンベイザメから50m以内にには近づけないので、
ジンベイザメをみつけると乗員の中で、ポインターと呼ばれる人が、まず海にはいり、
拳をあげて、ジンベイザメの位置を知らせ、そこを目指して、ひとつのチーム10人が、
一斉に海に飛び込んで、ポインター目指して泳いでいき、そこで、ジンベイザメを待ち構え、
一緒に泳ぐ。
おとなしい魚とは言え危険なので、
ジンベイザメの頭部からは3m。
尾部からは4m離れて泳ぐ。
別のポインターともうひとつのチーム10名が、別のジンベイザメに泳ぎよっていく。
この繰り返しを、ジンベイザメと一緒に泳げる制限時間の一時間続ける。

ニンガルーリーフに来るジンベイザメは、思ったよりも小型に見えた。
でも、でかい魚だ。
コバンザメを腹につけて、ゆったりと泳いでくる
外洋で泳いだ経験がないのに、いきなり泳ぎだして波に翻弄され、死ぬかと思った、、、
なんとか無事に帰ってきた
- 2010/05/25(火) 05:51:29|
- 西豪州
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オーストラリア東部には、有名なグレートバリアリーフがありますが、西部には美しいニンガルーリーフ
あります。コーラルベイの町では、シュノーケリングを楽しみ、目の前で泳ぐ魚達と一緒に遊びました。

曇りがちでしたが、海は美しい。

宿では、夜になると明かりにムシが集まってきます。
蛾が多いですが、甲虫も混じっていました。
リコーCX2で、集まったムシを撮ってみました。
カミキリ

カミキリモドキ

触覚が立派

正面から見るとこんな感じ

ツノトンボの一種もいました。
- 2010/05/24(月) 00:00:53|
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一面の貝殻で覆われているシェルビーチ
1cmぐらいの、小さく白い貝殻がほとんど
水深が浅く遠浅んびなっている

シャーク湾近くの公園では

長い年月をかけて固まった貝の層を切り出して、レンガのように積み上げて塀を作ってあった

****
公園で見かけたムシ達
Caper White (Belenois Java)

Chequered Swallowtail (Papilio demoleus)

Two-Spotted Line Blue (Nacaduba biocellata)

カバマダラ
Lesser Wanderer (Anosia chrysippus)

良く見かけたメイガの一種

シロオビノメイガ
- 2010/05/23(日) 00:16:24|
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世界遺産のシャーク湾にあるハメリンプールのストロマトライトは、
シアノバクテリアの死骸と泥粒などによって作られる縞状の構造をもつ岩石、
なんどそうですが、ただの岩にしか、見えない。

なんか知らないけれど、有名な岩らしいって事で、訪れるけれど、
普通の岩にしかみえなくて、がっかりする人が多いらしい

魚のように動いてくれると、少しはわかりやすいのだけれど。

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- 2010/05/22(土) 00:10:45|
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パースから800キロほど北、デンハムの町から25キロ位置にあるの世界遺産シャークベイ内のモンキーマイア。
バンドウイルカ(Bottlenose Dolphins)の餌付けで有名。
19世紀に来たマレーシア人の真珠貝採りのペットの猿(Monkey)と、アボリジニの小屋(Mia )が名前の由来だとか、いや、船の名前がMonkeyだったなどと言われてます。

数十年前からバンドウイルカの餌付けをはじめ、今でも毎日午前中8時ごろから、三回の餌付けをしています。
入園料を払って入っても、大勢の観光客がイルカに餌をあげられるわけではなく、
指名された人のみ餌やりができます。
小さなお子さん連れは、指名確率が高いように思われました。

間近でイルカを見られるのは嬉しい、楽しい。

遠浅の海には、ウミガメもちょくちょく顔を見せます。

オーストラリアツバメ、まあ、どこにでもいますが。

デンハムの町でみかけた、シロハラウミワシの巣
- 2010/05/21(金) 10:10:43|
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パースを出た翌日は、北へ約590キロ離れた、冬にはワイルドフラワー咲き乱れて美しいカルバリ国立公園へ。
この辺りから、暑くなってきて、ハエが増え、水分を求めて顔にまとわりついてうっとおしい。

Zループの峡谷を下までおりたけれど、マーチソン川に水が少なくて、ひと泳ぎを期待していた人たちをがっかりさせた。
下の画像は、上から見たZループ

絶壁の続く途中では、アブセイリングにトライする果敢な人たちも

こちらは、Zループから車で15~20分ぐらいのところにある、ネーチャーズウィンドウ
自然が作り上げた窓

*****
まだワイルドフラワーシーズンには早過ぎで、アコーンバンクシアなどがぽつりぽつり咲いているぐらい

いかにも乾燥に強うそうな花

この乾燥した大地に雨が降ると、一斉にワイルドフラワーが咲き出す、、、はず、、、

ワトルの実

帰り道で、トゲトカゲ(thorny devil)を見かけるも、撮影かなわず。
- 2010/05/20(木) 17:08:12|
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パースを出発してダーウィンまで四駆で走り抜けるツアーに参加してきました。
ダーウィンまでの約3000キロを三週間強でまわりました。
最初の目的地はパースを北へ三時間ほどドライブしたところにある、
定番観光名所ナンバン国立公園内のピナクルズ。
3.5メートルもの高さ花崗岩の尖塔が、数千本もにょきにょきと砂漠の黄色い砂の上につきだしています。
ブッシュの中に、ここだけぽっかりと出来たピナクルズ砂漠。
10年前に訪れて時よりも観光施設は整備されていましたが、尖塔は少しも変わらずそびえたっているようでした。
***
ピナクルズ尖塔群から車で数十分のところにある砂丘地帯で見かけた日本のカナヘビぐらいの小さな蛇。
まだ種類を特定していませんが、毒蛇ですね。
この写真をフラッシュたいて撮ったら、鎌首をもたげ、牙をむいて威嚇してきて、魂消ました。
思わず後ずさり。
King Brown Snake か、Western Brown Snake ではないかと思います。

***

ナンバン国立公園内でみつけたヒースの仲間

****

黄色い花の形が面白いけれど、名前がわかりません。

***

この花を撮影していて、蛇を見つけました。
- 2010/05/17(月) 10:19:15|
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